『1−5−7』
作曲/高木リィラ マリンバ・アレンジ/松本律子
ちょっと専門的なお話ですが、
この曲は、テンポが、「四分音符=157」です。
簡単に解説すると、
1分間に、157回、リズムを刻みます。
1分間に60回、リズムを刻むと、1秒になります。
つまり何がいいたいかというと、
この曲は、テンポが速いということなのです。
律子さんとの初回のコラボ・ライブ “Live Now”のプログラムを相談していた時のこと。
「もう少しテンポが速い曲がほしいですね」と律子さんのご提案がありました。
私(高木リィラ)は、どちらかというとゆっくりした曲が好きで、
速い曲はあまり創ったことがなかったので、
まず、「157」というテンポが先に決まってできたのが、
この「1−5−7」なのです。
ちょうど「1−5−7」を創作中、
教育用カスタネットを入手し、
練習を始めていたころだったので、
この曲はカスタネットとマリンバ(マレットカット)の協奏曲になりました♪
今回ご紹介するダイジェスト動画では、
マリンバと、MalletKATの両方をじっくり聴き比べていただけます。
Ritsuko's Comment
リィラさんから上がってきた音源にマリンバのフレーズを入れていきます。
あるのは目の前の「音源」と自分の「感性」と「情熱」のみ。
音源は本当にシンプルな主題となるメロディーとコード進行とテンポ。
「テンポ157」曲のタイトルにもなっている早い速度の曲ではありますが、前半は平和な日常を表現したような可愛らしい雰囲気。後半は何かに挑むようなアグレッシブな雰囲気。これらの違いを明確に出せたらいいなと思い制作しました。
マリンバが得意とする音の並びは(少し専門的な話です)
●ミニマル的な繰り返しのフレーズ。
●2度、7度のようなぶつかり合う響き
簡単に言うとこの2つだと考えています。
マリンバが生きる音使いをしながら感性のおもむくままに弾いています♪
ポップなメロディーと可愛らしいマリンバの音色、そして軽快なカスタネットが絶妙に絡み合ってりんぐリンの曲の中でも人気の1曲に仕上がりました。
(松本律子)
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